Reopen
今年5月、BISTRO J_Oが銀座から原宿へと“リオープン”。
店内で使う椅子などのファブリックについて相談を受けたとき、
「今までのJ_Oのアートをコラージュにしたらどうだろう」と。
それで、いくつかコラージュのパターンを作っていただき、
お店の雰囲気にぴったりなものを選びました。
BISTRO J_Oもアートが融合した空間であり
ちょうど、リオープンのタイミングでもあるので、
せっかくならば、同じ生地を使ってJ_Oの服を作れたら
すごくおもしろいのではないかなって。
食事をしている椅子と、自分が着ている服が
まったく同じデザイン――
そんな素敵な体験は、なかなかできることではないから。
ここに使われているモチーフは、すべて僕が描いてきたものだけど、
自分の手を離れ、ほかの誰かの手によって分解され、
コラージュとして再構築されると、こんな新しい表情を見せてくれる。
その発見が新鮮で、とても楽しかったです。
J_O7
JANTJE_ONTEMBAARがはじまって7周年を迎えた。
そのタイミングで、これまでのアートをふんだんに取り入れた
「J_O7」というタイトルのコラージュ作品を制作いただきました。
左側にJ、右下にOが浮かび上がり、「J_O」の文字が姿を現します。
僕は絵を描くこともファッションも好きで、
ファッションの師匠であるスケさんと
「僕の絵で一緒に何かをつくりたい」という想いがこのはじまり。
ちょうど当時、“ファッションとアートの融合”が語られ始めた頃で、
J_Oはまさにアート作品とファッションをひとつにした存在。
偶然にも時代に重なるように生まれたのは、すごく運がよかった。
そして今年、ひとりになって初めての全国ツアーを行ったとき、
ステージから客席を見渡すと、J_Oの服を着たり、バッグやアクセサリーを
持ってくださっている方がたくさんいて。
目の前に、1万人以上の人が自分の服を着てくれているという幸せ。
そして、その先をつくるワクワクもいま生まれています。

