無限モノクローム
昨年、JANTJE_ONTEMBAARは“ラッキーセブン”となる7周年を迎え、
そのタイミングで、BISTRO J_Oが原宿へと移転。
いろんな転機が重なるなか、「また一度、ここからスタートしよう」という
想いを込めて、対をなす“モノクロ”と“カラフル”を今回のテーマに。
見た目はすごくシンプルだけれど、実は無限の“8”――
8周年を意識した“8”という数字を8個入れています。
モノクロームの世界のなかで、“8”という形だけで成立させること。
すごくミニマルでありながら、ちゃんと強さのあるものにしたいなって。
絵の中にあるふたつの大きな円を、大きなキャンバスに
このスケールで大胆に描くのは意外と難しくて、つい小さくまとめてしまいがち。
でも今回はあえて、縮こまらずに思いきって描くことを意識しました。
シンプルなままで、強さを出すために。また、インクの“垂れ”も表現の一部に。
丁寧に塗りを重ねて、ひとつのミスも許さないような美しさとは異なる、
もうひとつの強さ。垂れたインクも受け入れる――
その偶然性やラフさも含めて、勢いとか強さとして魅せたかったから。
8年前にはできなかったことが、いまは無理なく自然にできている。
J_Oというブランドも、より柔軟にやりたいことをかたちにできる自由度が増している。
いま、とっても“いいところ”にきている――そんな気がします。
無限ポリクローム
「無限モノクローム」と対になるかたちで名付けた「無限ポリクローム」。
同じトーンで響き合いながら対比をなすタイトルは、J_Oでは初めての試み。
“カラフル”な表現は、折り紙を使ったコラージュで制作。
一枚一枚、手でくしゃっとさせてから、また広げてキャンバスへと貼っていく。
そのときに生まれる糊のムラやにじみも、すごくいい表情になるんじゃないかなって。
使っている折り紙の数はかなり多く、途中で何度も買い足しました。
想像以上に減っていき、まさに“無限”というテーマにつながっている。
絵の具を一切使わずに、紙と糊だけで作品に取り組んだのも初めてのこと。
実際に見ていただくと、少しめくれている部分だったり、
テクスチャーもあって、それもまた、いい感じなんです。
それを“味”と捉えるのか、“汚れ”と感じるのか――
そのギリギリのせめぎ合いにあるところが、すごく面白いなと思っています。
作りながら、「絶対にいいものになる」と感じていたとおり、
バッグの裏地や、夏らしいワンピースのスリットのアクセントとして
このアートワークを取り入れてみたら、
とってもきれいで、間違いなく素敵なアイテムが作れたと思います。

